石油をもとに作られた「化学繊維(合成繊維・化繊)」です。
ポリエステルのほかに、レーヨンやナイロンを混紡した着物もあります。
化学繊維には、乾きやすい、しわになりにくいなどの特徴があります。
その特徴を生かした、絹にはない利便性があります。
その1つが「お家で洗濯ができる」という点です。
もちろん洗濯機で洗えます。
専門店にクリーニングに出す必要がなく、お家で洗濯できれば、お財布にもやさしい。
汗や汚れ、においがついても、お家でメンテナンスできれば、安心して着物が着られます。
ポリエステルの着物は、大量生産ができるので、コスト面が押さえられ、リーズナブルに購入することができます。
価格帯は、安くて4,000~6,000円程、高価なものでも20,000~30,000円程です。
見た目がより絹に近い物は、少々値が張りますが、正絹の着物比べれば、うんとリーズナブルです。
正絹と見紛うようなポリエステルの訪問着なども登場しており、お子様の卒入学式や、お茶会などにも着ていけるようになりました。