3歳の七五三の着物はどう選ぶ?人気色・柄や押さえておきたいポイントを紹介

3歳の七五三でどんな着物を選べば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。

着物の種類も多く、年齢やサイズによって選び方も異なるため、悩んでしまうのも無理はありません。

また最近では、女の子だけでなく男の子も3歳でお祝いすることが増え、選べるカラーやデザインの幅もさらに広がっています。

この記事では、仕立ての種類や準備すべき小物、購入とレンタルの違いなど、押さえておきたいポイントを紹介します。

安心して当日を迎えられるよう、ぜひ準備の参考にしてください。

3歳の七五三の着物・小物は何を選ぶ?

>3歳の七五三の着物・小物は何を選ぶ?

子ども用の着物には、年齢に合ったサイズや種類があります。

ここでは、七五三で着る着物の種類や、合わせて使う小物類について順番に見ていきましょう。

一つ身・三つ身・四つ身の着物

子ども用の着物は、一つ身(ひとつみ)・三つ身(みつみ)・四つ身(よつみ)といった仕立ての違いがあります。

一つ身は、赤ちゃんから2歳頃までの幼児用の着物を指します。

初着(うぶぎ)とも呼ばれ、仕立て直すことで七五三にも使えます。

三つ身は、2~4歳くらいのお子様向けの着物です。

3歳の七五三で着ることが多いですが、一つ身や四つ身でも対応できるため、新たに三つ身を用意するご家庭は少ないでしょう。

帯の代わりに腰ひもや兵児帯(へこおび)を使うため、締めつけがなく動きやすいのが特長です。

四つ身は、4~12歳くらいまでのお子様向けの着物です。

子どもの成長に合わせて肩揚げや腰揚げでサイズを調整できるため、7歳の七五三にも使えます。

被布(ひふ)・羽織袴

被布は、袖がなく衿が付いているのが特徴の羽織物です。

3歳の七五三でしか着ないため、この時期ならではのあどけない姿を写真に残したい方に、特におすすめです。

被布は女の子が着るイメージがあるかもしれませんが、最近では男の子が着るケースも増えてきました。

凛とした雰囲気があり、特別な一日をかっこよく演出してくれるでしょう。

その他小物類

3歳の七五三では、着物に加えて小物の準備も必要です。特に、次の4つは必ず用意しましょう。

  • 足袋:白色を選ぶのが一般的
  • 草履:着物や袴の色に合わせる
  • 腰ひも:着崩れを防ぐためのアイテム
  • 兵児帯:柔らかく苦しくなりにくい帯

その他、髪飾りや袋帯、袴羽織を着る場合には扇子や懐剣(かいけん)なども準備すると良いでしょう。

装飾品を加えることで、着物姿がより華やかで印象的になります。

3歳の七五三の着物を選ぶ際のポイント

3歳の七五三では、見た目のかわいらしさはもちろん、着心地や予算面も気になるところです。

着物のカラー・デザイン

着物を選ぶ際にまず気になるのが、カラーやデザインではないでしょうか。

着物のカラーはお子様の好きな色や、似合う色を選ぶのがおすすめです。

ピンクや赤、水色などが人気ですが、本人が気に入った色を選ぶと自然に笑顔も引き出され、よりすてきな思い出として残るでしょう。

柄の種類 柄の特徴
日本の国花、五穀豊穣(ごこくほうじょう)の意味が込められている
松竹梅 縁起の良い慶事や吉祥の文様。松と梅で組み合わせることが多い
牡丹 大輪の持つ華やかさ・気品の高さが女性の美しさを象徴

被布や小物とのバランスも大切なので、組み合わせに迷う場合は、あらかじめセットでコーディネートされた着物を選ぶと安心です。

着物の素材

着物の素材には「正絹(しょうけん)」と「ポリエステル」の2種類があります。

肌ざわりの柔らかさや着心地の良さを重視するなら正絹、料金の手頃さを重視するならポリエステルが向いているでしょう。

またポリエステルは、汚れても自宅でお手入れできるのも魅力の一つです。

七五三の着物は子どものうちしか着ないこともあり、購入する場合は安価でお手入れが簡単なポリエステルが人気なようです。

着物の料金

着物の購入をする場合、料金の相場は1万~10万円と幅があります。

ブランド着物や着物の素材・生地によっては、さらに高額になるでしょう。

一方、レンタルをする場合は6,000〜2万円台が一般的です。

七五三の着物は買うべき?レンタルすべき?

七五三の着物を購入するか、レンタルにするかで迷う方も多いのではないでしょうか。

購入とレンタル、それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご家庭の考え方や使い方に合わせて選ぶのが大切です。

購入 レンタル
メリット
  • 好きなカラーやデザインの着物を選べる
  • 好きなタイミングで何度でも着られる
  • 兄弟姉妹や孫に受け継げる
  • 料金が比較的リーズナブルなことが多い
  • 使い終わったら返却するだけなので、管理やお手入れが不要になる
デメリット
  • 保管場所の確保やお手入れが必要になる
  • 料金が高額になる可能性がある
  • ※着物によってはレンタルより安く購入できる場合もある
  • 好きなタイミングで着られないことがある

手元に残したい方や兄弟姉妹・孫へ受け継ぎたい方は購入を、料金を抑えたい方や手軽さを重視する方はレンタルを検討すると良いでしょう。

ご家庭のライフスタイルに合った方法を選んで、すてきな七五三を迎えてください。

まとめ

3歳の七五三は、着物の仕立てや被布・羽織袴などのスタイル、着物と小物のバランスなど押さえたいポイントがたくさんあります。

中でも、お子様の表情が自然に明るくなる色選びや素材選びは、当日を快適に過ごすためにも大切です。

もしも準備に迷った場合は、レンタルを活用するのも一つの方法です。

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被布や羽織袴、小物までそろったセットもあるので、選びやすさと安心感を両立したい方は、ぜひチェックしてみてください。

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