七五三お参り当日の流れは?参拝のマナーや注意点も解説

七五三は子どもがいる家庭にとって大事なイベントです。

しっかりと準備することで、子どもの成長をスムーズにお祝いできます。

しかし当日の流れが把握できずに悩んでいる方もいるでしょう。

本記事では七五三のお参り当日の流れや参拝マナー、注意点を紹介します。

七五三お参り当日の流れを4ステップで紹介

七五三お参り当日の流れを4ステップで紹介

七五三をスムーズにお祝いできるよう、当日の流れを4ステップで紹介します。

  • 1. 着付け・ヘアメイク
  • 2. 記念写真の撮影
  • 3. 神社での参拝・ご祈祷
  • 4. 家族での会食

1. 着付け・ヘアメイク

七五三の当日は、着付け・ヘアメイクから支度が始まります。

着物は子どもにとって慣れない格好なので、手早く着付けることが大切です。

着付けやヘアメイクは自宅でもできますが、プロに任せると着崩れする心配がありません。

保護者の方が着付けやヘアメイクをする場合は、あらかじめ練習しておくのがおすすめです。

また着物をレンタルする際は、貸し出してもらえる小物についても確認しましょう。

使いたい小物がレンタルできない場合は、事前に用意する必要があります。

2. 記念写真の撮影

記念写真の撮影時間は30分~2時間程度です。

七五三をお祝いする子どもが3歳の場合は、午後になると疲れてしまう可能性もあるため、写真撮影は午前中に済ませると良いでしょう。

別日に前撮り・後撮りをするのもおすすめです。

写真撮影を出張フォトグラファーに依頼しておけば、参拝する神社で撮影することも可能です。

ただし神社によっては写真撮影を禁止しているところもあるので、フォトグラファーに依頼する前に、神社へ確認しておきましょう。

3. 神社での参拝・ご祈祷

神社での参拝・ご祈祷は七五三のメインイベントです。

11月に参拝・ご祈祷を希望する場合、大安吉日はご祈祷の予約が殺到することがあります。

出遅れると希望する日程で予約が取れない可能性があるため、早めに問い合わせておきましょう。

またご祈祷の際は初穂料(玉串料)が必要です。

金額の相場は5,000~1万円といわれています。

神社によっては金額が決まっているので、事前に確認しておくのがおすすめです。

4. 家族での会食

神社での参拝・ご祈祷が済んだら、家族で会食を行う家庭もあります。

祖父母など普段なかなか会えない親戚を招く場合は、レストランや料亭を予約しておくのもおすすめです。

リラックスしてお祝いできることから、自宅で会食を開きたいと思う方もいるかもしれません。

しかし七五三の当日は朝早くから支度があり、会食の準備まで行うのは大変です。

家族の負担を軽くするために、自宅で会食を開く場合はケータリングの利用も検討してみましょう。

七五三の参拝マナー・流れ

七五三のご祈祷を神社で行う場合、参拝マナーを押さえることも大切です。

当日に困らないよう、参拝マナー・流れを事前に確認しましょう。

  • 1. 鳥居をくぐる際は一礼する
  • 2. 手水舎(てみずや)で身を清める
  • 3. 神前で一礼してからお賽銭を入れ、鈴を鳴らす
  • 4. 二礼二拍手一礼で参拝する

鳥居をくぐる際には一礼が必要です。

参道の真ん中は神様が通る道なので、端を歩いてください。

手水舎では柄杓を持ち、左手、右手の順で洗います。

手水を口に含む際は柄杓に口を付けないようにしましょう。

神前で軽く一礼し、お賽銭を入れたら、鈴を鳴らして神様に参拝を知らせます。

次に2回深いお辞儀をし、胸の前で手を合わせ2回拍手をします。

子どもの成長に感謝の気持ちを伝えた後、再度深いお辞儀を1回行いましょう。

七五三の前に押さえておきたい3つの注意点

七五三の当日は慌ただしく時間が過ぎるため、事前にしっかり準備することが大切です。

ここでは、七五三の前に押さえておきたい3つの注意点を解説します。

  • 予約が必要なものは事前に済ませておく
  • 初穂料(玉串料)はのし袋に入れて納める/li>
  • 七五三にふさわしい服装を家族で合わせる/li>

予約が必要なものは事前に済ませておく

着物の着付けや神社でのご祈祷、写真撮影などは基本的に事前予約が必要です。

予約に漏れがあると、イベントがスケジュール通りに進まなくなるため注意しましょう。

七五三のシーズン直前は予約が殺到します。

特に和装など衣装のレンタルを希望している場合、人気のデザインや柄は早く予約が埋まっていることもあります。

衣装にこだわりたい方は、2〜3カ月前には衣装や着付けの予約を取っておくことをおすすめします。

初穂料(玉串料)はのし袋に入れて納める

神社でご祈祷をお願いする場合は、前述の通り初穂料(玉串料)を納めるのがマナーです。

相場に合わせて5,000~10,000円程度の金額を用意しておきましょう。

一般的に、初穂料はのし袋に入れて納めます。

七五三は複数回行う行事なので、結び切りではなく、蝶結びののし袋を使います。

表書きには「初穂料」または「玉串料」と記し、ご祈祷を受ける子どもの名前をフルネームで記載しましょう。

七五三にふさわしい服装を家族で合わせる

七五三では家族の服装にも注意が必要です。

子どもが主役になる行事なので、保護者が派手なデザインの服を着るのは控えましょう。

特に和装を選ぶ場合、子どもより格上となる着物は避けなければなりません。

一般的に保護者には、訪問着や付け下げ、色無地などの着物が選ばれています。

事前に準備を整えて七五三をスムーズにお祝いしましょう

七五三の当日は着付け・ヘアメイクから記念撮影、参拝・ご祈祷、会食までを一日で行います。

子どもだけでなく保護者にも負担がかかるため、一日の流れを把握してしっかり準備することが大切です。

また11月は七五三シーズンなので、衣装のレンタルや美容院、写真スタジオ、ご祈祷などの予約が殺到します。

イベントが近づいてから慌てないように、2〜3カ月前には予約を済ませておくと良いです。

本記事を参考にして、七五三をスムーズに迎えられるよう準備を整えましょう。

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